某キン消しさんのふとした一言、
「ガストーチカバー作っちゃいなよ」
で、作成したSOTOガストーチカバーがなかなかの好評をいただいております。
で、最近よく聞かれるのがこの模様、どうやって作ってるの?と…
今回はそんな模様の付け方&作り方を紹介してみようかと思います。
まずは牛革を用意します。模様(カービング)をつける時はなるべく厚めの革がいいです。
今回オーダーいただいたのはブラウンに着色希望だったので色を塗ります。
これがまた意外と難しいんです。染料をいい感じに薄めてムラなく塗るんです。
湿らせた革に塗り重ねて行きます。まずは薄く塗るんですが、濡れてるので濃く見えます。
私の場合、薄く塗って1日乾かしてまた塗って〜を数日繰り返します。いい感じの濃さに調整です。
染色が完了したら、作った型紙に合わせてカットします。
そして意外と重要なのがこれ。これは革の裏側にテープを貼っています。
なぜそんなことをするかというと、カービングは革に刻印をハンマーでガンガン打ち込むんです。その際に革がぎゅっと押されて結構伸びるんですよね。
なのでせっかく型にあわせてカットしてもカービング後ではひとまわり大きくなっちゃってるんです。
それを防止するために裏にテープを貼って、革が伸びるのを防ぎます。
そしてまずは私のロゴを打ち込みます。湿らせた革に作ったロゴの刻印を上からギュッギュッと押し付けるんです。
そしていよいよカービング開始です。まずはスーベルカッターという専用のカッターみたいなものでラインを引きます。
これがフリーハンドでやらなくちゃいけないので失敗が許されません><
こんな感じで罫線の完成です。
次はバスケット柄の刻印で全体の模様を作って行きます。
使用する刻印はこんなものです。これをダーーーーって打つことで大きな模様を作るんですね。
こんな風に革に当てて、ラウンドモール(ハンマー)でカンカン打つんです。
ガイドの線を一本引き、それに沿ってまずは1つ打ち込みました。
次にその角に合わせてもう一度打ちます。
また角に合わせて打ちます…
これを線に沿って行き止まりまで繰り返すとこうなります。
で、さらにそれを繰り返すとこんな風になるんですね!
ここまでくるとそれっぽく見えますよね?
で、残りの部分も打ち込むとバスケット柄が完成なんです\(^o^)/
意外と面倒な作業なんですね〜けど完成すると心地よい達成感ですw
次に罫線とバスケットの間をこんな感じの刻印で補いました。
ここは色々な刻印があって、好みで変えたりします^^
そしてロゴの周りを少しザラついたテクスチャで補って雰囲気を醸し出します。
上部の罫線との境目もこんな風に細工します。
こんな感じでカービングによる飾り付けは終了です。
あとは色々と革を保護するやつだとか表面処理をしたりします。
そして仕上げにアンティーク調な雰囲気を出す色付をします。
刻印を押した部分に特に色が入るような感じで、いい感じに仕上がるんですよ。
着色完了したら後は縫って、切り口の処理をしたり、また色々となんやかんやと細かな処理をして完成です。
いい感じに仕上がりました\(^o^)/
お分かりいただけたでしょうか。こんな風に模様をつけてたんですね〜\(^o^)/
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