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Posted by naturum at

2013年10月30日

スキレットハンドルカバーの作り方②

 
〈前回の続きです〉
スキレットハンドルカバーの作り方①
 
 
 
昨日は縫う前の準備段階まで行きました。それでは縫って行きましょう!
 
 
 
4.針の準備
 
針の準備をします…と、その前に、革を貼り合わせます。
ボンドを周りに塗って、2枚の革を貼り合わせ、固定しておきます。

固定する時は気をつけないと革を傷つけてしまいますのでクッションをはさむといいでしょう。

固定する前にハンマーでトントン叩くと密着します。その際は直接革を叩かないように…
 
 
はい、では針です。
 

レザークラフトでは針を2本使って縫います。
しかも、普通の裁縫用の針ではなく、ちょっと太め、針先は尖っていない針を使います。
 


 
 

糸はこちら。ちょっと太めの糸にロウが染み込ませてある、ロウ引きされた糸です。
なぜロウが塗ってあるのかと言うと、糸が通りやすくなるのと、縫ってる時に糸が擦れて傷むのを防ぐ効果があります。
 


 
 
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この糸を縫う距離の約5倍の長さ用意します。長ければ長い程縫うのは大変ですが、途中で糸が足りなくなると面倒なので長めに用意します。
 

そしたら、糸の先端をこのようにキリでほぐします。
ほぐすというより漉く感じです。


こんな風にほぐします。
 
 

ほぐした所にロウを塗りこみ、ぐるぐるしてまとめます。
先端が尖ったような感じにします。



 
 
そしていよいよ針に糸を通します。
 

先端より数センチ下のところに針を刺します。
 

同じようにそこから2〜3回刺します。
 

そして先端を針の穴に通します。
 

最初に数回刺した部分を指でつまんで、先端を通した穴の方に向けてズリズリ〜っとスライドさせます。
するとこのように針と糸が融合したかのように綺麗に繋がります。
 
同様に反対側の糸の先にももう1本の針をつけます。
 
 
 

5.縫い合わせ


では縫います。スタート地点に1本の針を通します。
だいたい糸の半分ぐらい革に通します。

そして、スタートは革の繋ぎ合わせの部分ですので2重に糸を通します。
 

裏側から1本の針を次の穴に通します。


その通した穴に今度はもう1本の針を表側から通します。
この2本の針をぐっと引っ張って締めてやると縫うことができます。


それを繰り返すとこのように縫っていくことができます。
 
あとはひたすら終点までこの作業を繰り返すだけです。
 
 
 
 

はい、折り返し地点を通過しました…
 
 
 
 
 
もうちょいでゴールだ…
 
 
えっほ
 
 
 
えっほ
 
 
 
 
 
ポキン
 
 
 
 
 
えっ( ゚д゚)!
 
 
 

ガ〜〜〜〜ン!!
針が折れちゃいました〜!!!
もう最後の最後だったのに〜〜〜〜><、
 
しかももう針の在庫はないです〜(´;ω;`)
 
だから後日東急ハンズに買いに行ってたんですね…
 
 
 

とりあえず1本の針でなんとか縫い、最後の処理をします。

最後はちょっと説明しずらいので端折りますが、2本の糸を縛って、ちょっとボンドを塗って、ギリギリのところで切って、ちょっとライターで炙ります。
するとロウが塗ってあるのでロウが溶けていい感じになります。
 
 
 

縫った部分を上からぎゅっぎゅっと押さえて、でっぱりを押し込みます。
縫ったままだと革から上に飛び出すぎてるため、擦れて切断されやすくなりますので。

上に布等置いて、トントンハンマーで叩いてもいいです。 
 
 

はい、だいたい完成です。
ここまで来るともうちょいです\(^o^)/
 
 
 
 
6.後処理

ここでもう一度、2枚の革のつなぎ合わせの処理をします。
 
ズレてはみ出てる所があれば包丁でカットし、ボコボコがあれば紙やすりをかけます。


そしてこのヘリ落としを使用して、革の角を綺麗にします。


 
 

このように革の角っこを丸っこく処理します。
ちなみにこの画像では革が切りたてで縫う前の状態ですが、気にしないでください。なんせ7年ぶりなので順番めちゃくちゃです。
縫って重ねあわせてズレの処理をしてからやった方がいいと思い、この順番で説明させてもらいました。
 
 

これがヘリ落としする前
 

ヘリ落としした後。全然違うでしょ〜これはちゃんとやった方が仕上がりが全然違います。
 
 
 

次に登場するのはトコノール。
これが超すごいやつなんです。この作業結構好きです(*´艸`*)
 
何かというと、革のサイドの部分、“コバ”というんですが、そこはカットしたままだとザラザラして毛羽立っており、まぁ見た目も手触りもよろしくないんです。


ここですね。ザラザラしてるでしょ〜。
ここにこのトコノールを塗って、処理をするとめちゃくちゃ綺麗になるんです!!
 


 
 

トコノールを指につけて、サイドにベタベタつけていきます。
 

そしてこの白い“へり磨き”を使ってゴシゴシ磨きます。
プラスチックの棒で磨くだけですごくテカテカに綺麗になるんです!
 


 
このへり磨きは必須アイテムです\(^o^)/ 
 
 
 

はい、これがコバの処理をした状態です。
ビフォーと比べるとすごく綺麗になってるのわかります?
みなさんがお持ちの本革製品はたいていコバの処理されてると思いますので見てみてください。
 
 
 

いよいよフィニッシュです。
このニーツフットオイルを革全面に塗りこみます。
 


 
このオイルは革に柔軟性を与えてくれます。なので取っ手に取り付ける前に塗ると柔らかみが出てすっぽりはまることでしょう。
さらに、保湿性と、色を濃くする働きがあり、この油を塗っておくと、紫外線に当たれば当たるほど、使い込むほどに濃い飴色に変色していくのでじじさんが使っていくうちにより渋くカッコ良く仕上がっていくのです\(^o^)/
 
 
 
 
 

完成しました〜\(^o^)/
 
 
 
 
 
では、スキレットに装着してみますか…
 
 
ドキドキです…
 
 
 
 
はたしてあの型紙でうまく装着できるのだろうか…
 
 
 
 
 
 
 
装着!!!!\(^o^)/
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

やばす!!カッコよすぎ!!\(^o^)/

すみません、自画自賛しますが…カッコよすぎないっすか??
これはじじさん喜んでくれるだろうな〜^ー^ー^ー^ー^ー^
受注生産しちゃおっかなぁ〜
 
 
 

良いツヤしてますね。
 
まだオイルを塗った後なのでこの色ですが、ここからいったん落ち着いてちょっと色は薄くなります。
そしてまた使って行くうちにこのように濃く変色していくんですね〜
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 

じじさんは3個スキレットをお持ちということで、3個作成しました〜\(^o^)/

じじさん、使い倒してくださいね!!!
 
 
これでレザークラフトに興味がでたぞっ!!!という人!
ぜひ挑戦してみてください!\(^o^)/
楽しいですよ〜!!!

 
 
 
 

 

 
 
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Posted by セフォ at 12:00Comments(22)□レザークラフト

2013年10月29日

スキレットハンドルカバーの作り方①

 
ついに日曜の深夜、じじさんにプレゼントする
スキレットハンドルカバーが完成しました\(^o^)/
そして発送しました^^
 
 
 
10万カウプレ企画の優勝者じじさんのリクエストは100スキと呼ばれるスキレットのハンドルカバー。
 
意外と作成レポを希望する声が多かったので公開してみたいと思います^^
 
 
 
※レザークラフト経験半年でブランク7年の素人の説明です。間違いが多々あると思いますので鵜呑みにしないで下さい><
 
 
1.型作成
 

まずは型枠を作成します。

厚紙にだいたいこんなもんかな〜という感じで線を書きます。
はっきり言って超適当です!!><
こればかりは作ってはめてみないことにはサイズわかりませんから…勘を頼りに作ります。

取っ手の太さ、幅、革の厚さ等考慮して大きめに型を描きます。
(ご要望あれば型紙をデータ化してお送りしますよ)
 

それをカッターで切り抜きます。
 
 
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こんなマット必須です。
 
 
 
 
2.革のカット
 

次に革に先ほどの型を合わせ、キリで革に跡をつけます。
 


 
 

見えますでしょうか。
ちなみにこの革は“サドルレザー”のナチュラルカラーです。油でなめしていて、手触りがよく、使い込むごとに飴色の素敵な色へと変化していきます。
 
厚さは3mmぐらいだったかな。今回は厚めをチョイスしました。
 


 
 

では、革をカットします。
 
革は大変分厚く、頑丈で普通のカッターだと大変だし、すぐボロボロです。なので専用の「革包丁」を使用します。
 


 
この包丁があるとするする〜っとカットできます\(^o^)/
 
 

カーブは難しいので大雑把にカットします。これは後で調整するのでいいのです。こんな感じで。
 
 

同様に裏面の革もカットします。
当然裏面の型をとる時は作った型紙をひっくり返して枠取りしましょう。
 
 

3.縫う前の準備

革の内側だけちょっと薄く削ろうと思います。
まぁこれはやらなくてもいいと思いますが、几帳面なA型なのでやります。
どういうことかといいますと、今回の革は3mmの厚めの革です。それをペッタリ貼りあわせると分厚く、密着感がハンパないかと思い、革の内側をちょっと漉いて革を薄くします。
 

こんな工具を使います。ペディーという名前です。
本当は足の裏の角質を削る時に使うものっぽいです。
 


 
 

革を裏返して削いでいきます。
 

こんな感じに若干薄くなりました。外側は3mm、内側は2.5mmぐらいにしました。
 
 
 

次にゴムのりで2枚の革を仮どめします。
 


 
 

そしたらヤスリ、紙やすりで革のフチを削ります。
この時にカーブのガタガタもゴシゴシ削って丸めます。
 
 
削れたら2枚を剥がしまた別々にします。
 
 

このステッチンググルーバーを使用し、縫う部分を少し削ります。
 

 
 

このように深い溝を削る工具です。今回は3mmの幅で溝を掘ってます。

なぜこんなことをするかと言うと、縫うガイドラインになるということと、縫った時の糸がこの溝にはまり、革からでっぱりが少なくなり、糸がこすれて切れるのを防ぐ効果があります。
 
 
 
 
 
いよいよ盛り上がってきます。

革を縫うのは当然“手縫い”ですが、こんな牛革、縫えるわけありません!ハルクほどの怪力じゃないと針を通すなんて不可能!ていうか針折れる!!

なので、先に前もって穴をあけるんです。
 
 

このような菱目打ちを使用します。
 



たしかこれは2.5mmだったと思います…2〜3mmでいいんじゃないでしょうか。
 
 

このように掘った溝に当てて、上からハンマーがガンガン叩き、穴を開けます。
結構な力でペグダウンしなくちゃいけないので、夜に作業はできません。昼間、近所迷惑にならないようにやりましょう。
 


下にはこのようなゴム板を敷いてやります。
 
この菱目打ちは、似たようなものに“平目打ち”があります。間違えないようにしましょう。
 
 

はい、このように穴だらけにします。意外と大変な作業です。

薄い革だったら2枚貼りあわせて同時に穴を開けると効率的だし、ズレもなくていいんですが、今回は3mm革なので重ねると6mmになり、穴を開けるのが大変&ハンマー音が近所迷惑になるので、1枚1枚穴を開けました。
この場合、2枚重ねて縫う時に穴にズレがあるとうまく縫えないのでちゃんと穴の数を同じにする、2枚の穴の位置をこまめに確認しながら穴を開けるとしないと失敗しちゃいます。
 
 
 
長くなってきたので続きはまた次回で!!\(^o^)/
 
 
 
見た目よりもやってみると簡単なレザークラフト。みなさんもどうですか?^^
 
 
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Posted by セフォ at 12:00Comments(22)□レザークラフト
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